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リースが挑む「個人の信用価値の最大化」。誰もがやりたいことにチャレンジできる社会をつくる挑戦を、CEOに聞いてみた
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リースが挑む「個人の信用価値の最大化」。誰もがやりたいことにチャレンジできる社会をつくる挑戦を、CEOに聞いてみた

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こんにちは、ライターの高野です。

リースメンバーの人となりを紐解くインタビュー企画、第一弾はCEOの中道さんに、創業に至るまでのご経歴や、リースで実現したい世界観についてお話を伺いました。

中道さんのお人柄をひと言で表すと、エネルギッシュでオープン。業務委託で関わらせていただいている私は、実は中道さんとは今回のインタビューが初対面だったのですが、一切飾らず、とてもカジュアルにお話をしてくださり。私も自然と心をひらいて、楽しくお話を伺うことができました。

そんな中道さんのお人柄も、記事からお伝えできれば嬉しいです。

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【プロフィール】
中道 康徳(なかみち やすのり)
リース株式会社 代表取締役/CEO

1983年生まれ。新卒で大手不動産デベロッパーに入社。同社および住友不動産株式会社にて、不動産に関する業務に従事。その後、株式会社ネクスト(現・株式会社LIFULL)で不動産ポータルサイト「LIFULL HOME’S」の提携サイト開発業務、ソニー系列のSMN株式会社でDSP「Logicad」の企画開発およびSSP「Pubmatic」の国内拡大支援を担当。2015年7月、不動産テックのスタートアップである株式会社ターミナル(現・スマサテ株式会社)を設立し、不動産のおとり広告を除去するサービスなどを展開。2018年9月、リース株式会社を設立、現職に就任。

きっかけは自作の小屋づくり。ものづくりと建築の虜に

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――中道さんはもともと、建築士を志されていたんですよね。そもそも建築の世界に興味を持たれたのはどうしてだったのですか?

中道:きっかけは、中学1年生の夏休みに大好きだった祖父と一緒に小屋を建てたことです。建築土木関係の仕事をしていた祖父に教わりながら、約1ヶ月かけてイチから作りました。

当時、僕は重機や機械が大好きだったのですが、それまでは「危ないから」と触らせてもらえなかったチェーンソーなどの機械も小屋作りの際には使い放題で、とにかく刺激的で楽しい時間でしたね。また、祖父はとにかく僕の好きなようにやらせてくれたので、窓をつけたり、ドアを追加したり、自分なりの工夫をするのも面白かったです。

――そこでものづくりの楽しさに目覚めたんですね。

中道:ただ、小屋の完成後、「建築基準法を満たしていない」と役場から注意を受けてしまいました。そこで一級建築士である親戚の叔父さんに改善点をリストアップしてもらうことになったのですが、その際に叔父さんが、僕が思いも及ばなかったあらゆる観点からアドバイスをくれて、その見識の広さに感動したんです。

実は青森にある僕の実家も叔父さんの設計なのですが、雪国ならではの困りごとを全て解消するような素晴らしい設計になっているんですよね。

祖父と小屋を建ててものづくりの楽しさを知ったこと、そして叔父さんの建築士としての仕事に感動したことから、自分も建築の道に進もうと決意しました。

家も口座もクレカも手に入らない。自身の負の原体験から起業へ

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――その後、中道さんは高校・大学と建築の勉強をされ、新卒で不動産会社に入られたんですよね。

中道:いつかは建築士として独立することを前提に、不動産デベロッパーに入社しました。しかし入社後、不動産業界の現状を知るなかで、意識が変わっていったんです。

具体的には、他の業界に比べてDXが圧倒的に遅れている不動産業界の未来に強い危機感を覚え、デジタルのスキルを高めたいと考えるようになりました。僕がデジタルの知見を得れば、不動産領域の専門性との相乗効果で、業界のアップデートにつながる何かができるんじゃないかと思ったんです。

――そうしてIT業界に転職をされたんですね。そしてその後、不動産×テクノロジーをテーマにリースを起業されたということでしょうか。

中道:いえ、実はリースのテーマは不動産×テクノロジーではなく、不動産×信用×テクノロジーなんです。

――不動産×信用×テクノロジー…CreditTechというワードは最近耳にするようになってきましたが、なぜ信用の領域にも踏み込もうと考えたのですか?

中道:具体的なきっかけは、僕が経験した負の原体験です。

僕はIT業界2社と会社経営で経験を積んだ後、しばらくフリーランスとして活動していました。その際に、家が借りられない、さらには銀行口座やクレジットカードを作ることさえままならない、という体験をしたんです。十分な収入はあるのに、会社に属さなくなっただけで、社会的な信用を得ることができない。これは絶対におかしい、と思いました。

課題を深掘っていくと、フリーランスに限らず、外国籍の方々や退職後のシニアの方々など、社会的な信用が得づらいために苦労している方々は世の中に数多く存在していることがわかりました。自分自身も含め、そうした方々が適正な信用評価を受けられずに不当に不利益を被っているのは大きな社会課題だと感じましたね。

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さらに、企業に属さず働くフリーランス・個人事業主や退職後も活躍するアクティブシニア、日本で働く外国籍の方々が今後増えていくのは火を見るより明らかでした。このままでは信用面で困る人がますます増えてしまう、という強い危機感から、この課題を解決するための事業をつくろうと決め、リースを起業したんです。

――具体的にはどのように課題を解決しているんでしょう。

中道:"個人"を多角的に捉えて信用力を測る仕組み――つまり、「信用の新しいモノサシ」を作ることで、課題を解決しようとしています。

社会的信用は現在、勤務先のネームバリューや雇用形態など、非常に限られた指標をもとに評価されています。実際、僕のようなスタートアップ経営者やフリーランス・個人事業主は、例え同じように活躍していたとしても、会社員ほどの評価や信用を得づらいんです。

一方で、信用を生み出すものは本来もっとたくさんあるはずだと思っていて。学歴や職歴ももちろん一つの要素ですが、家賃を毎月滞納せずに払い続けているという実績も十分に要素となりえますよね。そのように多角的に指標を見つけ出し、評価が行える状態に整えるのが僕らの仕事なんです。

――多様な指標が用意されていてはじめて、一人ひとりが適正な評価を受けることができる…その通りだと思います。学校における偏差値もそうですが、ある決まった指標だけで評価が行われると、その指標に当てはまらない人の価値が蔑ろにされてしまいますよね。

建築畑出身というバックグラウンドが生んだ事業のユニークネス

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――事業内容についても、もう少し詳しく教えて頂けますか?

中道:まずは「家を借りる」というシーンで負を解決するサービスを作っています。

僕らが提供するお部屋探しアプリ「smeta」では、事前審査を通じて借りられる家賃の上限額を明らかにした上で、審査で得られた与信枠を使って借りられる物件から部屋を選ぶことができます。従来のお部屋探しアプリとは異なり、家を貸す・貸さないの判断をする家賃保証会社の機能までをカバーすることで、部屋を借りられる保証をユーザーに行う、唯一無二のサービスです。

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「smeta」サービスページ

また、smetaで家を借りると、入居後も家賃の支払い履歴などの情報が蓄積され、次回の引越し時にその実績が審査に生かされるような仕組みも作っています。

――まさに新しいモノサシで信用を評価するサービスをつくっているのですね。不動産賃貸の領域から事業の展開を始めたのはどうしてでしょう。

中道:実は日本には、住所がないと雇用契約を結ぶことができないというルールがあります。そうした意味でも、家は生活基盤の一丁目一番地だと考えたからです。また、自分の不動産領域の知見が活かせる点も理由の一つでしたね。

――中道さんは創業当初、ご自身でコードを書いていたと聞きました。不動産領域の知見に加え、最初にお伺いしたものづくりの魂もリースの事業に生かされている部分が多そうですよね。

中道:そうですね。書いていましたね(笑)。他にも生かされている部分を挙げるならば、主に2つの、建築畑特有の思考があると思います。

1つ目は、作る前にできる限り広い範囲で、細かく考え切ってものづくりを行うこと。一度作ってしまったら作り直しが難しい、建築の世界ならではの考え方ですね。

――具体的にはどのように生かされているのでしょうか。

中道:建築物は、倒壊して人の命を奪うようなことがないよう、堅牢であることが求められます。リースのサービスでも、個人の信用を扱う以上、セキュリティ面での堅牢性は極めて重要であり、かなり細かくケアをしていますね。僕は見る範囲がとにかく広くて細かいので、きっとメンバーから「うるさいな」と思われているんじゃないでしょうか(笑)。

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セキュリティ面を考慮し、創業当初にPマークとISMSを取得したことについても、これは正直、創業したばかりのスタートアップにとってはコスト的にも労力的にも容易ではなかったのですが、必要性と必然性があると判断してやり切りました。

――IT領域ではどちらかというと「まずは作ってみて、使っていくなかでアップデートしていこう」という思考が強い印象があるので、そうした堅牢性は事業の大きなユニークネスになっていそうですよね。2点目はいかがでしょうか。

中道:2つ目は、一つ一つ着実にレンガを積み上げることでより大きな構造を作り上げていく「構造化思考」ですね。これを応用すると、大きな構造を一つ一つのレンガの状態まで徹底的に分解し、再構築する、といった考え方もできます。僕はそうした思考法が好き且つ得意で、実はこれまで、新規事業コンテストで負けたことがないんです。

リースの事業を家賃保証を切り口に起こそうと考えていた際も、周囲からは反対されたのですが、僕の中では「本質的な解はここにある」と、徹底的に構造分解をしたからこその確信がありました。さらには、それをどのように再構築すると最適化できるかという画もできていたんです。

反対意見の向こう側にある自分なりの真実に辿り着いた感覚で、今思えばこれはピーター・ティールが『ゼロ・トゥ・ワン』で言及した「賛成する人がほとんどいない大切な真実」に近い話なんじゃないかと思います。

誰もがやりたいことにチャレンジできる社会をつくる挑戦

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―――様々な投資家から評価されるユニークな事業は、そうした中道さん特有の思考法が影響して生まれていたのですね。最後に改めて、リースで実現したい世界観について教えてください。

中道:これからの社会では、個人が個人として活躍できる場面がますます増えていきます。その際に、誰もが「やってみたい」と思ったことに挑戦できる状態が、僕の考えるあるべき社会の姿なんです。そのために大切なのが、リースが掲げるミッションである「個人の信用価値の最大化」だと考えています。

社会的な信用が低いと、様々な不利益を被ってしまいます。例えば、家を借りられない、クレジットカードを作れない、お金を借りられない。つまり、活躍するための基盤を得られないんです。それでは当然、個人の挑戦も増えづらいですよね。

それゆえに僕らは、どんな生き方・働き方をする人も等しく、適正な評価を受けられる仕組みをつくることで、個人のチャレンジが溢れる世界を実現したいと考えているんです。

そうした世界観を理想に掲げているので、社内でも当然、メンバーの挑戦を支援するスタンスを強く持っています。過去の経験に囚われずに新たなチャレンジをしたい方、ここまでの僕の話に何らかの共感を覚えてくださった方には、ぜひ仲間になってもらえたら嬉しいです。

【ライタープロフィール】
高野 優海 note

早稲田大学文化構想学部出身。卒業後、人材系ベンチャーにて学生の就職支援や企業の採用支援に従事したのち、栃木県の非電化工房に弟子入り。有機農業やセルフビルドを中心に、様々な自給自足の術を学ぶ。現在はライター業を中心にフリーランスとして活動。


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