見出し画像

【家賃の滞納督促に効果的】SMS配信の活用がおすすめの理由とは?

家賃保証に携わる方の日頃のちょっとしたお悩みに答える「家賃保証マガジン」今回は、滞納督促際に利用する「SMS配信」がテーマです。

SMSとは送信先の電話番号の情報のみで、相手にメッセージが送れるサービスです。入居者に対して家賃滞納の督促をする際に、

「日中に電話をかけても、なかなか通電しない…。」
「メールで督促の案内を送っても、受信ボックスに埋もれて見てないのではないか…。」

こういったケースでお困りの方も多いのではないでしょうか。

電話や訪問での督促と併せておすすめなのが「SMSの活用」です。本記事では家賃の滞納督促においてSMSを利用するメリット、そしてSMS配信サービスを選ぶ際のポイントについて解説します。

ぜひ最後までご覧ください。


家賃の滞納督促にSMSの活用がおすすめの理由

家賃の滞納督促の際にSMSの活用がおすすめの理由は大まかに以下の3つ。

①運用コストが安い
②電話番号が分かれば送る事ができる
③送達結果が分かる場合がある

ここではそれぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

【メリット①】運用コストが安い

SMSの配信サービスの料金体系の多くは、月額料金が無料で従量課金制です。
「従量課金制」とは、1通送信するごとに〇円、サービスによってはただ送った通数ではなく「実際に送信エラーが無く、相手のもとに届いた通数」で料金が発生するサービスもあります。

そのため、初期費用や通数が少ない月に余計なコストを払う、といった事を避けられ、手軽に始める事ができます。

1通の配信あたりにかかる料金も6~13円/通と、電話や書面の郵送での督促と比較して格段に安いというのもポイントです。(電話での連絡の場合、通話料は約17円/分かかるケースが多いです。)

また、電話での督促の場合は相手が不在の場合に留守番電話に残したとしても、滞納者側が留守電を聞くかどうか分からない、留守電を聞くのが面倒で相手の元に督促の旨が伝わらないというリスクもあります。

この場合、SMSであればメッセージをスマホで開くだけで用件が分かるため滞納者側(=受け取り手側)にとっても手間が少なく便利です。

【メリット②】電話番号が分かれば送る事ができる

そもそも「SMS」とは送信先の電話番号の情報のみで、相手にメッセージが送れるサービスです。

「文面での督促だったら、メールで送ってもいいんじゃないの…?」

メールを配信するには、送信先のメールアドレスが必要となります。
入居希望者から申込書を受け取る場合、手書きでメールアドレスを回収している場合は、

「字がつぶれていて読めない。」
「小文字のaなのかoなのか、どっちなんだろう…。」

とアドレスの解読自体に負担がかかったり、個人情報をシステム上に登録する際に電話番号に比べてメールアドレスは文字数が多いため、登録が煩雑かつヒューマンエラーが起きやすいという事も。

メールに比べ、電話番号は入力に必要な文字数自体も少ないため、システムに入力・登録するコスト自体も小さいという特徴があります。

また、電話番号は入居審査時に死活チェックが既に行われており、実際に入居者によって使われている連絡手段と分かっているケースが多いため、電話番号だけで送れるSMSは保証会社の督促手段において非常にマッチしています。

【メリット③】送達結果がわかる場合がある

「メッセージを送ったはいいものの、相手に届いてるか分からない。」
「もしかしたら、受信出来てなくて督促の旨が伝わってないのかも…。」

SMSの配信ツールの中には、実際に相手のもとにメッセージが届いたかどうか、開封されたかどうかが分析する事ができる機能があるものもあります。

何度も相手に送っているのにも関わらず届かない場合は、携帯電話料金が未払いであったり、着信拒否をされている可能性があります。

SMSを送信したにも関わらず相手に届いていない場合は、SMS以外の滞納督促に切り替える必要があります。ただ単にSMSを送るだけでなく、送ったSMS自体を分析する事も重要です。

SMSは滞納の防止にも活用できます

家賃の滞納は入金期日以降だけでなく、滞納が発生する前に対処することも重要です。

「家賃の振込日をうっかり忘れてしまっていた。」
「引き落とし口座にお金を入れ忘れていて、支払いができなかった。」

こうしたケースの滞納を防ぐためにも、SMSの配信は効果的です。
入金期日の前に滞納のリスクが高いを予め分かっている入居者に対して、

「〇月〇日に引落を予定しておりますので、口座にお金をご用意いただきますようお願いします。不備がある場合は家賃の引落が出来ませんので、〇日以降通帳を確認し引落ができていない場合は弊社(保証会社)迄ご連絡ください。」

また、登録口座の不備等で既に引落ができないと分かっている方には、

「口座振替の不備が発生しております。引落が期日にできませんので振込をお願いします。」

といった通知をSMSで送ります。上記のように事前に対応すれば【うっかり滞納】の発生自体を抑える事が可能となります。また、入居者の方から不動産会社へ直接振込をしていたり、物件オーナー様へ振込をしてしまう方もいらっしゃるため併せて入金口座も案内すると良いでしょう。

このように、SMSは滞納の発生前に未然に家賃滞納を防ぐのにも活用できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本記事では、SMSを活用した滞納督促について解説しました。家賃の滞納者に対しての督促に際してSMSを利用する事で督促自体にかかるコストを下げたり、軽度な滞納の防止にも活用できます。

家賃滞納が発覚した段階で、SMSを活用して速やかに対応する事で軽度の滞納者を見逃さず、保証会社として家賃滞納に対してスピーディに、かつしっかりと対応する姿勢を見せる事が大切です。

ただ一方で、SMSを導入するに際して既存のリスクチェックやオートコール等のシステムとは別に新しくサービスを導入する場合、管理・運用するサービス数が増えてかえってコストがかさむという問題も…。

SMS配信だけでなく、オートコールや入居者のリスクチェック、入金確認など家賃保証会社の業務を一元でクラウド管理するシステムの導入がそういった問題を避ける点ではおすすめです。一括でクラウドシステムで管理することにより、入居者情報の登録の手間の削減に繋がったり、それぞれの施策の効果を分析する際にも有用です。

SMSを活用して、家賃滞納者へ適切に対応していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

家賃保証業務の効率化に興味のある方へ

家賃の滞納督促だけでなく、審査時のリスクチェックや入金確認など家賃保証業務には様々な要素が複合的に含まれます。

「家賃保証クラウド」は、保証会社の家賃保証業務を効率化するクラウドシステムです。

今回ご紹介したSMSやオートコールでの督促だけでなくリスクチェックや、入金情報の自動取得など様々な機能が搭載されています。紙の申込書を削減するweb申込や契約に対応し、提携管理会社との連絡時間を大幅削減できるwebサービスを標準搭載するなど、家賃保証業務をオンライン完結できます。

家賃保証業務において、リスクを軽減し大幅な業務効率化について気になる方は、以下よりクラウド型家賃保証業務管理システム「家賃保証クラウド」の紹介ページをご覧ください。